昔のパソコン
東京営業所の竹本です。
先月仕事で石川県の家に帰る機会があったのですが、押し入れから大昔のノートパソコンを出してみました。
今日は、私が金沢シールに入社した年に購入した思い出のパソコンのお話です。
エプソン製98互換機で、OSはMS-DOSとWindows3.1が入っていました。当時のパソコンは大変高額でした。
前回起動させたのが四年前くらい前だったと思います。そのときは普通に問題なく使えていましたが、久しぶりに取り出してみると液晶画面がシワシワになっており、画面が全く見えず、もう使い物になりませんでした。数年の間にこんなに急速に劣化するとは思っておらず少し悲しい気持ちになりました。
画面はとても狭く、となりのレッツノートJ10と比較すると、ただパソコンサイズだけ大きく見えます。
現在では一つも要らないフロッピーディスクドライブが2つもあります。
キーボードもスペースキーの横にXFERキーがありますし、STOPキーとかHELPキーとか最近見たこともないようなキーがあります。
ファンクションキーは12個ではなく、10個です。
背面のインターフェースを見ると、左がパラレル、真ん中がシリアルだとはわかりますが、一番右側については、110ピンの何かだったと思うのですが、その名称は忘れました。
当時はまだリチウムイオン電池を搭載した製品はほとんどありませんでした。ニッケル水素電池だろうと思いながらバッテリーパックをはずしてみると、なんとニッカド電池でした。
長らく愛用していたデータベースソフトのNINJA5も保管されていましたので、ついでにご紹介します。
このソフトはデータベースソフトなのですが、なぜかワープロ機能があり、付録にKatanaというFEP(フロントエンドプロセッサ)も付属しており、1つ購入するとデータベース、ワープロ、日本語入力変換ができるため、とてもお買い得な製品でした。
フロッピーに書かれている落書き(写真右下)は、妹が書いたと思われる私の肖像画です。(その上の絵は当時かわいがっていたクマのぬいぐるみです。)
このことから昔から、私は下膨れ顔で、髪の毛ぼさぼさで、もやしのような細い体で、顔だけがひたすらデカかったことが史実としてわかります。
私が入社一年目の時代はまだ会社には(業務システム用のオフコンはありましたが)パソコンはなく、各印刷機の印刷ショット実績合計を計算機で叩いて集計し、棒グラフを手書きで作っていた記憶があります。
総合計を出すときに、表の縦方向の合計と横方向の合計が合わないとか、検算するたびに違う値が出るような毎日でした。
家に帰ってから同じことを当時勉強中だったLotus1-2-3(エクセルみたいなソフト)でやると計算間違いもなく、グラフは瞬時に作成されました。毎日20分~25分程度かかる作業が3分くらいで正確にできるような感じです。しかし当時の私には仕事効率を上げるという発想はありませんでした。ただパソコンで何ができるかを調べるのがとにかく楽しかった時代でした。
ご自宅に古いパソコンをお持ちの方は、一度動作するか確認してみるとよいと思います。