誰が入れたのか?
「ウィンドーウォッシャー液でも補充しよ。」
すごく久しぶりにボンネットを開けた。多分6月の車検以来。
ウォッシャー液はまだ上の方まで入っていて、補充の必要なし。
その時、ふと視界の端に気になるものが。派手な色なので、誰でも気づくレベル。
「ボールか?」「にしてはちょっといびつな形だ。」「ん?柿みたい。」「いや、いや、柿って。ぷすっ。」
恐る恐る近寄ってみると、「どう見ても柿」なのでした。
「???。」釈然としないまま、放置しておくわけにいかず、取り出す。
しっかり食い込んでいたので傷が痛々しい。
何故かその時、「もしや!」と思った。
隣に停めてあるもう1台の車のボンネットも開けてみた。
ジャーン!
「こ、これは、柿のヘタではないのか?」
1台の車に実を、もう1台の車にはヘタを入れておく。「だ、誰がこんなくだらないことを。」
誰かが入れたのだとしたら「どうやってボンネットを開けたんだろう?」
何故「もしや!」と思ったのかも自分で解らないし、どうして全く開けることのないエンジンルームにこんな物が入っているのか、もっと不可解な出来事。しかも2台。
ちなみに柿は新鮮に見える。甘そう。
不思議を通り越して怪奇現象です。
意識していなかったが、この怪奇現象を体験中、ずっと半笑いと独り言を繰り返していたに違いない。
やばい、やばい。
企画開発室 木下